- 日陰の高温多湿でない風通しの良い場所に水平に保管してください。
- 施工する前に開梱した状態で2~3日施工する現場の環境に馴染ませてください。
- 開梱後長時間放置すると、環境により材に反り・曲がり等が発生する場合がございますので、ご注意ください。
- 本製品は内装用ですので、外装には使用しないでください。
- 床下に湿気がこもらないよう換気口を設け、防水処理をしてください。
無垢材の性質上、下地(根太・合板)の含水率が高いとフロアーにその水分が移行し、湿気による収縮から「突き上げ」「あばれ」「床鳴り」「隙間」等が発生しやすくなります。水に濡れた下地や、含水率の高い下地は使用しないでください。
[捨て張り工法]
- 必ず捨て張りをしてください。
- 大引は90mm角以上で909mm感覚で根太には両面プレーナーで厚みを揃えた45mm角以上の乾燥材を303mm~364mm間隔で接着剤と釘を併用してください。根太は必ずレベル(水平)を確認して、施工してください。
- 12mm以上の耐水合板で捨て張りを行い、継ぎ目の段差がないようにしてください。また継ぎ目は突き付けにしないで2~3mmの間隔をあけてください。
- 無垢材のため、色・木目が一枚一枚違います。必ず仮並べをして色合いを合わせてから施工してください。
- お気づきの点がありましたら施工する前にお問い合わせください。
- 壁側は必ず5mm~10mm程度の隙間を空けてください。
- 掃き出し窓、サッシ納め、敷居納め、框の場合は、必ずクリアランスをとりコーキング処理をしてください。
[下地への固定]
- 接着剤はウレタン樹脂系接着剤を使用して、フロアー用ステープルかフロアー用スクリュー釘を併用してください。
- 接着剤使用後、接着剤が完全に硬化するまで床材の上に乗らないでください。床鳴りの原因になる場合があります。
- 酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形(木工用ボンド)等の水性系接着剤は絶対に使用しないでください。
使用しますと接着剤の水分を床材が吸収し膨張することで、床鳴りの原因となります。
ステープル施工の場合
- 38~45mmの長さのステープルを45度の角度で打ち付けてください。
(角度が大きくずれると、実が割れたり、打ち込み不良になりますのでご注意ください。)
釘打ち施工の場合
- フロアー用スクリュー釘(50mm)を使用して固定してください。
- 釘頭は確実に雄実に打ち込んでください。釘頭が出ていますとフロアーの表面に膨れが生じる場合があります。
フロアーとフロアーのクリアランス
- 湿気が多い時期……隙間無く十分につめて施工してください。
- 湿気の少ない時期…少しのクリアランスを設けて施工してください。
- 当製品は塗装品です。通常の養生テープを使用すると、剥がす際に木材の仕上げ表面や塗装膜を傷つける事があります。その為、通常の養生テープは使用しないでください。養生テープを使用する際はカモイ社製の木工塗装用マスキングテープ(弱粘)No.301-Nを使用してください。
- 養生テープの糊が材料に残る場合は乾いた布で拭き取ってください。
- 施工後の返品や交換には応じかねます。気になる事、分からない事があれば施工前にお問い合わせください。